糖尿病の管理においてHbA1cや血糖値をどれくらいの値に持って行くかが常に議論されます。
最近は学会主導のガイドライン流行で、HbA1cも 5.8%以下が優とされていますが、はたしてこれはいかがなものでしょう。一律に5.8%を目指すと低血糖が起こったり、薬の量が著しく増えてしまうこともあります。また血糖が下がったのとひきかえに肥満を助長するケースもあります。これは動脈硬化に発展するかもしれません。やはり血糖の目標は個々の患者さんの現状から段階的に設置していくのが安全ではないかと思います。

最近、米国で発表されたACCORD試験という多施設研究では、心血管リスクの高い糖尿病患者さんを急激に厳格に管理すると予後が悪いという成績が示されました。この結果もわれわれの日常臨床へのヒントになるような気がします。

ともながクリニック糖尿病生活習慣病センター
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院長・医学博士 朝長 修
・東京女子医科大学糖尿病センター講師 ・日本内科学会認定医 ・日本内科学会専門医 ・糖尿病学会専門医 ・糖尿病学会研修指導医 ・透析医学会専門医 ・透析医学会指導医