30歳くらいの男性が初診でみえました。健診で少し血糖が高めということでしたが、ブドウ糖負荷試験を施行した結果、境界型糖尿病でした。「バランス良い食生活や適度な運動を心がけて、数ヶ月毎にチェックすれば良いですよ」と説明したところが、患者さんの落ち込み様は尋常ではありませんでした。糖尿病に近いことがとても深刻で、今後の人生はお先真っ暗という気持ちのようです。私とスタッフで「そんなに心配することはなくて、健康的な生活を実践するだけですよ」と元気づけても、一向に気が晴れない様子です。すっかりしょげかえったままで帰宅されました。数日後、「もう一回血糖を測って欲しい」と来院されました。不安げな様子ありありでした。ほぼ正常血糖であることを伝え、糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフが長時間かけて面談した結果、少しだけ明るい表情がみられました。糖尿病の患者さんは自分の病気に対して無頓着な人が多く閉口することも多いのですが、あまり気にしすぎても良くないなあと考えさせられた出来事でした。
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