昨年から今年にかけて糖尿病の新薬がいくつか発売されました。DPP4阻害薬という全く新しいタイプの薬は血糖が高いときだけインスリン分泌を刺激して、血糖が下がってきたら刺激が減るという全く都合のいいものです。単独では低血糖を起こさなくて血糖が下がるわけですから、画期的なことです。糖尿病の臨床に携わる人間は一同、DPP4阻害薬に大きな期待を寄せています。各社、競ってこのクラスの薬剤を開発し、ついに2製剤が処方可能になりました。わたしも数種類の臨床治験に参加しましたが手応えは十分、発売を待ち望んでいました。しかし残念なことに新薬は発売から1年間、14日処方しか許されていません。処方したい患者さんがいらっしゃっても2週間ごとに受診することが可能な人だけに限定されてしまうのです。治験中は30日分患者さんにお渡しできたものが、正式に発売後は14日だけというのもおかしな話ですが、ルールには従わなくてはなりません。せめてわれわれ専門医には長期処方を許して欲しいものです。

ともながクリニック糖尿病生活習慣病センター
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院長・医学博士 朝長 修
・東京女子医科大学糖尿病センター講師 ・日本内科学会認定医 ・日本内科学会専門医 ・糖尿病学会専門医 ・糖尿病学会研修指導医 ・透析医学会専門医 ・透析医学会指導医