糖尿病にかかるリスクは、子どもも例外ではありません

以前は、子どもに発症する糖尿病は1型糖尿病がほとんどでしたが、最近では2型糖尿病になる中学生や高校生が増えています。8歳ぐらいまでの小児糖尿病は、1型糖尿病である場合が多く、10歳を過ぎた頃から徐々に2型糖尿病が増加、中学・高校生ぐらいで2型糖尿病の患者が1型糖尿病の患者数を上回ってきます。

1型糖尿病

1990年代までは、糖尿病を発症した子供の9割以上が1型糖尿病でした。
1型糖尿病は、膵臓でインスリンを分泌するβ細胞が死滅する事が原因とされており、インスリンが極度に減少する、もしくは全く分泌されないため、血液中の糖が異常に増加してしまいます。
突発的に発症することが多く、通常2~3週間以内で急速に症状が進みます。尿量の増加、どの渇きを訴える、飲料の摂取が増える、たくさん食べても体重が減る、全身がだるい、といった症状があらわれます。乳児期も含む小児期を通してどの年代の子供でも発症しますが、通常、6013歳の間に発症します。

2型糖尿病

2型糖尿病を発症する子どもが増えている背景には、食べ過ぎや運動不足による肥満が増加していることがあります。また、「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」といって、若い肥満の人(とくにに中高生)が清涼飲料水を1日に2~4!飲む習慣が原因で、糖尿病を発症する場合もあります。
かつては、肥満や糖尿病などを「成人病」と表していましたが、悪い生活習慣を送っていれば成人でなくても発症する事例が多くなってきたことから「生活習慣病」と呼ばれるようになった理由が、ここにあります。